PMスキルを身につけるための試行錯誤とその結果について

今年もこの季節がやってまいりました。Qiitaアドベントカレンダーです。 一年にこの時しかブログ更新できていませんが、毎年の振り返りとして続けていければなと思っています。

今年はPM業を始めてから2年目になりました。PM1年目の昨年は、PMとは何をする人か、弊社FreakOutにおいての役割とは何か、それを考えながら走り続けた一年でした。 昨年はすべてが初めてで自分の役割を整理することも十分にできていなかったように思います。今年は、自分自身PM業について向き合うという準備ができている状態でやってきたので、改めて自分が定義した課題とその結果について書いていきたいと思います。

PMとしての課題感

PM1年目のときは主に取引先ベンダー・クライアント様と弊社エンジニアの間に立って仕様調整、結合テストサポート、仕様ドキュメントの整理を中心に行っていました。それはそれで問題なく仕事できていたのですが、下記について課題感を感じてもいました。

  1. 売上へ貢献する機能改善
  2. コミュニケーション力、プレゼン力
  3. 新製品を提案し実現する

売上へ貢献する機能改善

課題1. については新製品開発プロジェクトだったので簡単に結果が出ないのはわかってはいました。しかし自分はPMであるにも関わらず、恥ずかしながら売上やKPIも十分に見れていないような状態でした。

その頃の自分はエンジニアのフロントとして社内外のエンジニアとのコミュニケーションが仕事の中心だったので、作った製品がどのように使われているかについてあまり考えられていない状態でした。そこで上司と相談して「より多くの営業と関わる」という目標を設定しました。なぜなら営業は売上の責任を追っていて、KPIも当然把握している。さらに顧客に最も近いところにいて、製品の改善要望も当然彼らから上がってくる。営業からの改善要望のすべてが汎用的な仕様にできるものではありませんが、彼らとのコミュニケーションから新しい製品や機能に関するヒントをもらえることを期待してのことでした。 とは言え営業との関係値がほぼ無い中、営業側から声がかかることを待っていても永遠にその機会が訪れないことはわかっていたので、数少ない親しい営業に営業組織のキーマンを紹介してもらい、一緒にランチに行くところから始めたりしていました。

その後、自分が担当した新製品について社内での問い合わせ窓口を自分にしてもらって、営業からの問い合わせがほぼすべて自分に向くようにしてもらい、積極的に営業とコミュニケーションを取るようにしました。今年はエンジニアとの仕事の時間よりも営業との仕事の時間の方が圧倒的に多かったと思います。

営業の追っている売上目標を一緒に追い、日々一緒になってKPIをウォッチして製品に問題ないか確認し続けているうちに数字に対する理解や意識が深まるようになりました。また当初の目論見どおり、営業から様々な製品改善のヒントや他社製品情報の収集も行えたことで、製品にフィードバックが行えるようになりました。それもあってか、担当していた製品は(様々な要因はあるものの)結果的に大成功し自分の人生でもかつてないほど売れました。

コミュニケーション力、プレゼン力

他人と話す能力はPMにとってあらゆるところで役にたってきます。社内外の多くの人に会って製品説明をする機会の多いPM職において、コミュニケーションが苦手というのは圧倒的に不利だと思っています。

自分は製品説明をクライアントにする際は特に問題なく話せていたかと思うのですが、例えばイベントでのネットワーキングタイムなど、自分から能動的にコミュニケーションをしていかないと何も成果を上げられないような場面において、うまく話せないこともあり課題に感じていました。また自分で資料を用意してそれについて説明するプレゼン能力、これについてもこれまでの場数が足りていないという認識がありました。

ただこの課題については、もうとにかく場数を踏むしかないと思っていて、今年は話す場、プレゼンする機会を自分から作っていくということをやりました。具体的には勉強会でのネットワーキングタイムで「名刺を○枚集める」など事前に目標を定義し毎回必ずその目標を達成するようにしました。またLTの機会のある勉強会では発表の機会をもらって話したりもしました。これをやったことで、コミュニケーションに対して物怖じしなくなり、かつ多くの取引先やクライアントと話したことでその後の仕事が格段に進めやすくなりました。

余談ですが、弊社FreakOutはSlackを使ったコミュニケーションが営業含め社内で浸透していて、対面コミュニケーションがなくても仕事が回るような体制ができています。ですが、自分は対面コミュニケーションの方が、細かい事情や自分の感情含めより多くの情報を伝えることができると思っているので、直接会って話すということを大事にしています。もちろんエンジニアに声をかける際は、彼らの集中力を乱さないように頻度とタイミングに気をつけていますが、100%チャットツールに頼りすぎないように気をつけています。

新製品を提案し実現する

これについては現在も模索しつづけているところです。製品の提案は、自分は次の項目が理解できていないとまともな提案はできないと思っています。

  • 数字から導き出せること(市場調査、自社のログ、KPI)
    • 数字が出せないと説得力がない。
  • 業界のトレンドと競合他社の売上状況
    • 市場がないのに製品を作っても売れない。
  • その業界のサービス・商品・製品への深い理解。
    • 浅い知識では浅い提案しかできない(既に実現されているかもしれないか、的外れになりがち)

今はできることとして、ログをサマってデータを見て、KPI進捗を確認し、営業から業界トレンド・他社情報をヒアリングして、業界の情報収集もしていくというところを地道に続けているというところです。

今年は去年に比べるとだいぶ自分の課題が浮き彫りになり、しかし地道に課題に向き合ってやってきた一年だったと思います。少しずつではありますが、もっと良い製品を世の中に出していけるように日々精進したいと思っています。